お風呂場で転倒し、腰を打つ。
翌日来院。

左脚を若干ひきずりながら来院されました。
圧痛は左腰。
立位で身体を前屈、または右へ回すと激痛(倒せない)
仰臥位(あお向け)で両膝を立てて右に倒すと激痛(倒せない)

活法の導引術。
膝裏の硬縮取りと外斜筋の緊張緩和で右に身体を回しても痛みがなくなる。
梨状筋の緊張緩和で大体動きが可能となる。

患部に熱感と圧痛があるため、患部に吸い玉で圧の緩和。
足2箇所に鍼をして、置き鍼をして終了。

腰を固定するために3日くらいは腰ベルトをしていただき、その後は痛みが消失してきたら、どんどん動かすようお話しをしました。

【考察】
ぎっくり腰とはいえないかもしれませんが、転倒の衝撃により、腰をひねってしまい、炎症が起こったものと思われます。

痛みに関しては、腰をひねったことによって生じる炎症の痛みとそれによってその周囲の筋肉が防御的に縮こまる痛みの両方があると思います。

手技により、縮こまった筋肉の緊張をリリースすることで、痛みが緩和して動作が楽になったと思われます。

しかし炎症自体はおさまらないために患部の痛みは(圧痛)は継続します。

よく痛みが取れれば治ったと勘違いをされたりしますが、炎症は病気ではなくて、傷口を修復する為の必要な過程で、患部が熱くなったり痛みが出るのは悪いことではありません。

熱感がある場合は軽くひねったとかではなく、炎症が起こっているために、おさまるのに3日はかかると思われます。

ただ痛みが継続すると、気持ちが暗くなる、動かなくなる、他の身体の部位に悪影響をもたらすために痛みを軽減させるのです。

腰ベルトの着用を勧めたのも、炎症自体はおさまっていないために、患部を固定するためです。

腰ベルトは1週間ほどで外すように言います。あまり長く着用していると二次的な障害が生じる可能性があるからです(詳細は別の所で)

痛みを手っ取り早くおさめるには、痛みがなくなるまで徹底的に冷やすのも良いと思います。
痛みが我慢できる人は、暖めた方が早くよくなるという考え方もあります。